卒業

映画「卒業」

卒業 [VHS]

卒業 [VHS]


ダスティンホフマン主演。
卒業シーズンってこともあってレンタルして観てみました。
面白い。
主人公ベンジャミンと人妻ロビンソン婦人との逢瀬。
婦人の娘のエレーン。
そして家族達。
それぞれの関係が分かりやすい。
ベンジャミンは四年間勉学にいそしんだ。
その後は気がぬけた炭酸飲料のごとく、まったりと毎日を過ごす日々。
プールに寝そべっては、逢瀬を繰り返し、エレーンとデート。
親に何を言われようと、「何もしたくない」。

21歳とかその辺ってのは、教育のシステム的な区切りがあるので、どうしても将来どうしようかな〜、と不安になるものです。
不安ってのは神経症の一種のようなものかもしれない。
不安ってラベル付けして、執拗に思い込むものでもない。
不安とか、自信のなさから何かを想像しよう、創造しようっていう意志が生まれるというのは否定できない。
自分の中の矛盾も否定できない。
それは肯定してやっていくしかない。
そういったネジレが必要条件であるのは、言うまでもないと思う。
すべてが整然と並んだ状態っていうのは、一生平行線ってのはありうるだろうか???
イデアの世界では、そうであるとする。
けれど現実世界では、そんなもの曲げてしまえばいいってことが往々にある。
想像力で、はたまた力で。
出来るだけフレキシブルに。