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論文の仕上げ段階.正直に面倒です。今論文書いてもしょうがない、ほとんど引用になっちゃうし、研究っていうか勉強の記録みたいなもんです、まあ愚痴はこの程度にしておきましょう。

東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)

東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)

若手現役のお2人の対談&論考&現代思想書であります.
共通する点はあるものの、微妙なズレに焦点を合わせた対談になっています.
著者それぞれの都心、郊外についての経験に基づく都市論は精緻ではないものの、そういった見方があるのか、なるほどなぁと思わせる。
僕自身は郊外に住んでいるので、ジャスコ化の只中にいるのもあって、動物的な空間にいるなぁというのはつくづく感じていました。
思想的な議論としては、ロールズ対ローティの構図を掲げていた。
理念としての原理、実感としての実践、このあたりがポイントなのだろう。
僕自身は原理はやりたい、やりたいけれど、キツイなというのが正直なところ。
ボトムアップ的にコミュニケーションをするように社会を都市を人間工学を構想する必要性。
リバタリアンな主体のベクトルの空間は閉じた空間を構成しえない。
その空間に内包されない元がありうるからである。
ならばやわらかなトポスで包摂するしかない。
要は排除を生んだ標的に対する小さな共感による、連続写像的変換を施せということであろうか。
それによって生み出されるカットセットがあるのかどうかが、重要な論点になってゆくだろう。