「ゆれる」鑑賞

映画「ゆれる」を新宿武蔵野劇場にて。
昨日サンケイ新聞で邦画が絶好調ということが今日の映画鑑賞のインセンティブになりましたとさ。
いっちゃったよ。
無計画に、無鉄砲に。
もともと無鉄砲ですがね。
それを悔やんでいる、懺悔してきた日々でしたがね。
そうはいっても、そろそろ上映期間過ぎそうだし思い切って。
映画は最近みたなかでも、かなり分かりやすい部類。
わかりにくい要素は皆無でなかったか。
回想シーンにしても、真情把握にしても丁寧にフォローされとった。
猿でもわかる。
ばかでもわかる。
車がなぜ故障してたかってことに気にしなかった僕はだめだめでしたが。
気をつけて鑑賞したいと思いますが。
兄貴の気持ちわかるな。
どっちかというと、僕は兄貴の立場だし。
保守的だし。
臆病だし。
冒険は好きだけれど、安全な冒険しかせんし。
へたれているし。
分かってるよ。
すごろくうったるしかないけれど。
大学に今いて、学生やっている以上、下手に実存であれっていえるもんなんかな。
僕の研究室仲間は、ケルアックだのビージェネだの、ツルゲーネフだの、サルトルだの、サリンジャーだの、やっぱ実存だのって言ってるけれど。
それってうちの数学研究室的にはどうなの???
もちろん実存は大事なのは当然じゃないか。
そっから現実を構成するんだから。
でも僕らが生きてきた仮定は実存的ではありえなかった。
お偉いさんがたが敷いたレールにある種はのっていて、それで育ってきたわけで。
それ以上、実存ってどこまで自分の実存っていってそれがすべてだ、なんて素朴にいえるわけ???
それだったら、すべてを自分で作らねばいかん。
もしくは無頼か。
否定はしていません。
ただ、素朴すぎるというだけです。
僕だって実存的に好きなことやれたらな、と思います。
兄貴みたいに、東京にでて写真やってって。
いや、本当はそうは思ってないんだろうけど。
関東は寒くなってきました。
きのうと比べてかなり空気が寒くなりました。
そんな中によむ、「よしもとばなな」は最強ですた。


キッチン (角川文庫)

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