サラバンド

こちらは渋谷のユーロスペースで観ました。
映画の内容が内容なのか、時間帯が遅かったのか、だいぶ年配のかたもちらほら。
僕の後の時間帯が込んでる印象でした。
そこには若い人もちらほら。
サラリーマンがうんぬんかんぬん。
ええ、気になりましたけど。けれど自分を投影しているのかなとも思い、ちょっと考える。
深い愛情。
父の子どもに対する愛と憎しみ。
あそこまでねちっこい気持ちは想像は出来るけれど、実感がわかない。
余計なものがなくなったから、触れるようになった。というのはサラリーマンが言っていたとおり分かりやすい。僕にも分かる。
しかしその程度で、この映画をとろうと思うだろうか。
その程度だったら僕はとらない。
そんな映画はいくらでもあるだろう。
音楽、人生、愛揚げればキリがないほどの、味わい深さをこの映画はみせてくれる。
実に味わい深いのだ。
サラリーマンにはわからまい。
そして、映画中に笑ってしまう態度はよくわからない。
面白いことを映画で、みせているようにはみえなかったのだが、僕には。