手を付けるべきなのか?

卒論のことで指導教授に呼び出される。
僕だけ研究室に顔を出していないらしい。
他の人はそろそろアブストラクトが完了するみたいだ。
そんなん知らんわ。
僕の学科はもともと応用物理学であり、僕が今やってる応用数学ではないので、研究室は肩身が狭いみたいだ。
それも知らんわ。
そりゃーね、工学だったら実験やってデータとって実験やって・・・って毎日学校来てやらないといけないわけで、大変なのだろう、さぞ。
僕が数学研にしたのは半分はそんな組織でやってくってのに正直うんざりしたからだ。
いや、ある程度の人間が組織作って学問を盛り上げるという類の話であれば分かるのだけれど、たかが学士程度、それに実際たいした実力のないやつが、大学院生と名乗ってダラダラと実験やって「おれはこれでいいんだ。」なんて思ってるやつが理系の生徒には五割はいそうだから?それもどうしたものだと思う。
人のことは言えない。これは自分もまだそうだから口だけだけれど。うちの大学のレベルを考えると、それに気がつくのもエネルギーがいるみたいだ。
僕みたいに一人で勝手にやりまくるってやつがいまくるのは問題だけれど、自分がやりたいことがある程度みつかれば、巣立っていくのが当然だ。
自由であるけども、それは不自由だから。
自分が選べるってことは、ある意味で自分が知ってる範囲でしか選べない。
だからたまには人の言うことも聞けばいい。
だが常に他人の言に妄信しているゾンビではまずい。
再帰的になることに気がついたのが、大体「大学の3年後期」。
大分遅れをとってしまった。
それだけ自分を奮い立たせるのに時間がかかってしまった。
後悔しても仕方あるまい。
けれどそれだけ遅れてしまったのだから、危機感は持ってやらねば。