フラガール

映画フラガールを地元のテアトルで。
地元のテアトルさびれてます、こりゃやばいんじゃないかな。
年配の方が来ているくらいで若い人は全然いないじゃん。
今はシネコンに吸収されてるから皆そっちだろう。

フラガールなんだけども、うーんパッとしない。
邦画らしい邦画だけれども、昔の邦画とは違う。
この映画をみて何を思い、行動に繋がるというような類ではないし、ショッキングな展開もないのです。

文化祭的な楽しみの場面をメインにして、それ以外は微塵も描かない。
時代が変われば、人のかかわりや、振る舞いは異なるわけだが、その辺がなんとも軽い。
皆でシュミレーション的になって楽しめば、新しい動きが出来る。
ただ、そのエージェントたちはいったい何を考え、これからどんな社会をつくっていきたいのだろうか。
それだけで包括的に社会を営んでいけるのか。
そういうことを考えるための処方箋にはならない。
蒼井優さんは素晴らしい演技でした。
松雪さんは後半映画のピントが合わない立ち居地になっていました。
全体的にピントがはっきりしないんだよねぇ。