それは僕の良心とは関係ない。

まあ悪意はあるけれども、でもそれは誰にでもあるだろう。
自分がむくわれなくて、他人をうらやむことだってあるし。
自分が不幸せで他人が幸せならねたむ。
そうでなければ、この社会は平和に満ち溢れているはず。
少なくとも悪意がないのであれば。
甘ったれてほしくない。
なぜにそんなに素朴なのだ。
それが一番腹がたっていたのだ。
学科の連中はすべてそんな人達だった。
自分はまったく人に迷惑をかけてないし、自分がやることは正しいんだとひたすら妄信している。
いや、もちろん他人の心の内は分からないし、それは違うかもしれない。
けれど、もし考慮しているなら、あれほど閉じた態度にはならないと思う。
それは自分自身に向けられているのだけれど。
皆が嘘をつきながら過ごしている。
それを黙っているのが、若いからかちょっと我慢ならんのだ。
言わずにはおれん。
言ったってたいして変化がないことは百も承知。
けれどどうしても、頭にその思想を一回は通してみて欲しい。
それが出来なければ、一生そうやって自分がみたくないもの、必要がないものには関わる必要がないってことなのだから。
僕だって人を信じたい、良心をもちたい、寛容になって、もっと受け入れたい。
だから、そうしていくつもり。